往時の美川は北前船の寄港地として栄え、全国との物流が盛んに行われていました。美川仏壇も重要な産物として海路はるばる全国へと運ばれたのです。しかし、全盛期18世紀中庸の北前船は500石から1000石積みのベサイ船で、決して安全安定した航海とはいえなかった。そのような船積みでの長い航海に耐えうるために、他に類をみない堅牢なホゾ組木地が生まれたのです。